イヌの僧帽弁閉鎖不全症におけるNT-proANP測定のポイント
近年、小動物の分野でも心臓病の診断や予後評価などに心臓バイオマーカー(CB:以下CB)を使うようになってきました。本記事では、イヌ・ネコに用いられるCBのひとつ、NT-proANPについて解説します。 NT-proANP…
近年、小動物の分野でも心臓病の診断や予後評価などに心臓バイオマーカー(CB:以下CB)を使うようになってきました。本記事では、イヌ・ネコに用いられるCBのひとつ、NT-proANPについて解説します。 NT-proANP…
血液検査でカルシウム値が基準よりやや高めに出た際も、そのほかの症状がない場合には、経過観察でよいと判断されがちです。しかし、軽度高カルシウム血症は、重篤な疾患の早期兆候の場合もあるため、慎重な評価が必要です。そこでこの記…
イヌにおいて、副腎皮質機能低下症(アジソン病)は稀であるものの、重篤な症状を引き起こす内分泌疾患です。初期には、元気消失や食欲不振・嘔吐・下痢などの非特異的な症状を呈するため、他疾患との鑑別が困難で、診断が遅れがちです。…
蛋白漏出性腸症は、消化管からタンパク質が漏れ出すことで、低蛋白血症を引き起こす病気です。炎症性腸疾患(IBD)、腸リンパ管拡張症、リンパ腫などが原因になることがあり、治療には脂肪を制限した食事管理が重要です。ここでは、蛋…
都心部でマムシ咬傷のイヌを診察する機会は多くありません。しかし、飼い主と一緒に野山へ行ったイヌがマムシに噛まれるといったケースも否定できません。適切な治療に向け、準備しておくことが大切です。この記事では、マムシの特徴や噛…
イヌ・ネコの平均寿命が延びるにつれ、シニア期の健康管理はますます重要になっています。 加齢に伴う腎機能や筋肉量、栄養状態の変化をより詳細に評価するため、従来の血液検査や画像診断に加え、新たな評価法が取り入れられてきていま…