【日本獣医生命科学大学 左向先生】血糖コントロールがうまくいかない場合の対処方法・原因の考え方(イヌ編)
イヌとネコとで状況が異なると思うので別々に考えてみましょう。 ネコ編はこちら イヌの糖尿病とは イヌ糖尿病の場合、ほとんどがインスリン依存性状態(IDDM:インスリン治療が必要)の糖尿病であり、インスリンの選択が重要にな…
イヌとネコとで状況が異なると思うので別々に考えてみましょう。 ネコ編はこちら イヌの糖尿病とは イヌ糖尿病の場合、ほとんどがインスリン依存性状態(IDDM:インスリン治療が必要)の糖尿病であり、インスリンの選択が重要にな…
ヒトの若齢性糖尿病とは ヒトの1型糖尿病は若齢(4歳〜18歳)で発症し、糖尿病の10%ほどである。原因は自己免疫による選択的β細胞破壊であり、β細胞が90%以上破壊されると糖尿病の症状が現れる。 自己免疫とは、細胞性免疫…
糖尿病になった場合、その治療として基本的にインスリンの投与が必要です。これはイヌもネコも共通していますが、インスリンコントロールの目標には若干の違いがあります。その違いについてきちんと理解して治療を行わないと、合併症を発…
糖尿病の合併症にはさまざまなものがありますが、特に注意したいのが糖尿病性ケトアシドーシスです。早期に治療に入らないと命に関わり、集中管理が必要な状態になります。また、一度ケトアシドーシスを離脱できても再度ケトアシドーシス…
※2020年6月現在、国内でのプロジンクの供給が停止されているようです。最新の製品の供給状況については販売会社へご確認ください。 プロジンクはネコ用インスリンとして発売されましたが、最近になってイヌでも正式に使用できるよ…
持続血糖測定器は、センサーを体に装着することにより、そこにリーダーを当てれば採血しなくても血糖値が測定できるというものです。現在最もポピュラーな装置は、一度装着すると2週間使用可能で、その間はいつでも何度でも測定可能です…