イヌにおける、膵炎との関連が憶測される脾膿瘍について
イヌにおける脾膿瘍の原因や病態は、まだ十分明らかにされていません。 一方、ヒトにおける脾膿瘍の原因は、1.遠隔臓器感染巣からの血行性の感染の移行、2.隣接臓器感染巣からの感染の波及、3.脾臓病変に続発した感染、4.外傷、…
イヌにおける脾膿瘍の原因や病態は、まだ十分明らかにされていません。 一方、ヒトにおける脾膿瘍の原因は、1.遠隔臓器感染巣からの血行性の感染の移行、2.隣接臓器感染巣からの感染の波及、3.脾臓病変に続発した感染、4.外傷、…
糖尿病のネコには、炭水化物を制限した高蛋白・低炭水化物食が推奨されていますが、基礎疾患や併発疾患を有する場合は、疾患に対する食事療法を優先すべきとされています。 ただ、ネコに多い疾患、腎臓病の療法食では、低蛋白食で脂質と…
日本では、イヌに対して理学療法士と獣医師が協同した理学療法関連技術(PTT)の取り組みが行われています。しかし、イヌの理学療法に関する科学的レポートは少ないのが現状です。そこで、この記事では1900年~2022年までに日…
ネコの糖尿病治療には、さまざまな治療法が用いられます。この記事では、抜歯処置により血糖コントロールが改善し、歯周病治療が糖尿病治療の一助となった症例に関する論文をご紹介します。 症例 症例は、推定7歳の雑種の避妊雌ネ…
腹腔内の手術では、手術後に急性膵炎を発生した症例が多く報告されています。しかし、腹腔内操作を行っていない手術においても、術後に急性膵炎が発生する可能性が報告されました。そこでこの記事では、「白血球減少症を伴った術後急性膵…
前回までの記事はこちら 1回目 2回目 引き続き、ラブラドールのAちゃんの治療経過についてご紹介します。 治療経過~インスリン療法開始~ レギュラーインスリン治療を開始し始めて、おおよそ2日前後でケトンは消えますが(中に…