雌犬の黄体期糖尿病の診断と治療について
近年では、雌犬に対する避妊手術を推奨する獣医師の割合が約9割を超えています。それに対して、実際に愛犬への避妊手術が実施される割合は約5割という調査報告書も存在します。子宮蓄膿症や乳腺腫瘍、卵巣腫瘍は避妊手術をすることで予…
近年では、雌犬に対する避妊手術を推奨する獣医師の割合が約9割を超えています。それに対して、実際に愛犬への避妊手術が実施される割合は約5割という調査報告書も存在します。子宮蓄膿症や乳腺腫瘍、卵巣腫瘍は避妊手術をすることで予…
イヌの避妊手術に関しては飼い主さまによっていろいろな意見がありますが、獣医学的観点で考えると、避妊手術を行った方がさまざまな疾患を予防することができます。確率的には稀ですが、避妊手術をしていないことによる黄体期糖尿病など…
今回はイヌで多い、避妊をしていない雌イヌの糖尿病の話をします。 イヌの糖尿病の原因として、①併発疾患なくインスリン分泌がなくなるもの(原因不明、遺伝的なものと考えられる)、②副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)に併発し…