CKDのネコにおける腎性貧血とQOLの関連性
CKDのネコでは、腎性貧血がQOLの低下に関連するといわれています。腎性貧血を把握し、改善することで、QOLの改善とCKDの進行抑制、生存期間の延長につながることが期待できるでしょう。そこで今回は、CKDのネコにおける腎…
CKDのネコでは、腎性貧血がQOLの低下に関連するといわれています。腎性貧血を把握し、改善することで、QOLの改善とCKDの進行抑制、生存期間の延長につながることが期待できるでしょう。そこで今回は、CKDのネコにおける腎…
ネコの慢性腎不全(以下CKD)と、ヒトやイヌのCKDとでは、臨床症状や病理学的所見が大きく異なります。ネコのCKDでは、尿蛋白クレアチニン比 (UPC)が高くならないことも異なる点のひとつです。そこでこの記事では、ネコの…
ネコは、さまざまな原因で腎臓に障害が起きます。急速に腎機能が低下する状態を急性腎障害(AKI;acute kidney injury)といい、ネコの場合、5~6歳齢頃にAKIに罹った後、腎機能が回復しないままに慢性腎臓病…
「SDMA」は、IDEXX Laboratoriesが開発したイヌとネコ専用の腎臓バイオマーカーです。慢性腎臓病(CKD)ガイドラインを作成している国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS)は、そのガイドラインの2019年改…
ネコには認可された腎臓病薬があります。ベラプロストナトリウム(ラプロス)やテルミサルタン(セミントラ)ベナゼプリル(フォルテコール)などです。一方でイヌにはネコのように認可された腎臓病薬がないのが現状です。ここでは、イヌ…
糖尿病の治療には、血糖値のコントロールだけではなく合併症の管理も重要です。イヌの糖尿病の合併症のうち、腎症は慢性腎不全の病態をとるため、血液検査の数値だけを指標にしていると発見が遅れてしまうことになります。より早期に診断…