【日本獣医生命科学大学】糖尿病動物では感染症に注意!!

今回紹介する症例は、足の傷口から感染し、全身性に症状が現れた糖尿病ネコの症例です。

初診の様子

図1は本症例の初診時の右後肢の写真です。

食欲低下と後肢の踏ん張りがきかないとの主訴でした。
また、右後肢に腫脹と触診における疼痛が
認められました。レントゲン検査で骨に明らかな異常は認められませんでした。

右後肢の腫脹部に針を刺し、吸引したところ膿性の液体が認められ、顕微鏡で観察したところ多数の球菌と好中球とが認められたため、細菌培養検査に出しました。

図1.初診時の右後肢

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日本獣医生命科学大学 森昭博、左向敏紀