【東京大学 桃井先生】動物の新型コロナ感染症の現状について

この1年間、新型コロナウイルスで生活がずいぶんと変わってしまいました。飲み会もほぼありませんでした。研究も進んでこのウイルスについての理解も深まりました。しばらくはまだwith コロナでしょうが、獣医療でも新型コロナを過度に恐れる必要はなくなってきたように感じます。

動物の感染状況

私たちも早期に動物用のPCR検査系(ヒトと同じです)を立ち上げ、呼吸器症状の動物たちを中心にPCR検査を実施してきました。限られた数ですがいまのところ来院した動物でPCR陽性の症例は出ていません(2021年4月時点)。しかしながら新型コロナウイルスはイヌやネコに感染することがわかっています。通常の生活では、感染した飼い主さんから同居する動物に感染します。ネコだけではなくイヌも感染します。ネコの方が感受性が高く、実験感染ではネコからネコへと感染することが知られています。

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