動物病院でイヌの炎症マーカーの測定を行う意義と疾患の紹介
動物病院で炎症マーカーを測定する上で最も有用性が高いことは、来院された動物の疾患の振り分けが可能であることではないでしょうか。「元気がない」「食欲がない」など、疾患を鑑別していく上であまり特異的ではない症状に対して、その…
動物病院で炎症マーカーを測定する上で最も有用性が高いことは、来院された動物の疾患の振り分けが可能であることではないでしょうか。「元気がない」「食欲がない」など、疾患を鑑別していく上であまり特異的ではない症状に対して、その…
イヌとネコを中心とした診療をされている先生方にとって、痛風という病気は、特殊な遺伝性疾患を除いては人間でしか発症しない、いわゆる「贅沢病」のイメージが強いのではないでしょうか。それに対して、爬虫類や鳥類を診療する先生方に…
2021年2月15日、American College of Veterinary Internal Medicine(ACVIM)よりネコの膵炎に関するコンセンサスステートメントが公開されました。これは、この分野の専門…
血清アミロイドA(SAA)は、炎症性サイトカインの刺激によって肝臓で作られて血液中に放出されることから、(イヌにおけるCRPなどと同様に)正の急性相蛋白の一つとして、特にネコで臨床応用されています。もともとは全身性アミロ…
いつの頃からか、ネコのヘルペスウイルス感染症の症状が、ヒトの風邪の症状と似ていることから“ネコの風邪“というような表現が使われるようになりましたが、実際には”猫風邪“という病気は存在しません。しかしながら、飼い主さまには…
イヌの膀胱結石には、ストルバイト、シュウ酸カルシウム、尿酸アンモニウム、ケイ酸塩、シスチンなどがありますが、全結石の9割がストルバイトとシュウ酸カルシウムになります。発生する原因はその結石の種類によって異なり、フードの内…