ネコの疾患で「SAA(血清アミロイドA)」を測定する事例について
イヌによく用いられる炎症マーカーである「CRP(C反応性蛋白)」は、ネコの炎症時にはほとんど変動しないことがわかっており、使用することができません。また、白血球数は炎症以外の興奮や、ステロイド使用などの影響を受けてしまい…
イヌによく用いられる炎症マーカーである「CRP(C反応性蛋白)」は、ネコの炎症時にはほとんど変動しないことがわかっており、使用することができません。また、白血球数は炎症以外の興奮や、ステロイド使用などの影響を受けてしまい…
赤血球造血刺激因子(Erythropoiesis stimulating agents: ESA)製剤は、現在の臨床現場において腎性貧血治療薬として使用されています。今回は、ネコの腎性貧血へのESA製剤の使用と、注意した…
ネコは炭水化物の代謝が不得意な動物といわれており、標準体重で基礎疾患や持病がない場合、高蛋白低炭水化物食が推奨されています。今回は、「異なる炭水化物源が健常猫の糖代謝に与える影響について」という論文をご紹介しますので、ぜ…
イヌとネコの高血圧に関しては、アメリカ獣医内科学学会(ACVIM)により、イヌとネコにおける全身性高血圧の同定、評価および、管理のガイドラインが設けられています。そこでこの記事では、その概要をご紹介します。 高血圧の定義…
腹腔内の手術では、手術後に急性膵炎を発生した症例が多く報告されています。しかし、腹腔内操作を行っていない手術においても、術後に急性膵炎が発生する可能性が報告されました。そこでこの記事では、「白血球減少症を伴った術後急性膵…
α1-酸性糖蛋白 (α1-AG)は、急性相反応蛋白の一種で、猫において炎症や腫瘍を検出するスクリーニング項目として注目を集めつつあるマーカーです。今回は、FIPの最新情報として、「FIPの診断における血清猫α1酸性糖蛋白…