【日本獣医生命科学大学】糖尿病動物では感染症に注意!!
今回紹介する症例は、足の傷口から感染し、全身性に症状が現れた糖尿病ネコの症例です。 初診の様子 図1は本症例の初診時の右後肢の写真です。 食欲低下と後肢の踏ん張りがきかないとの主訴でした。 また、右後肢に腫脹と触診におけ…
今回紹介する症例は、足の傷口から感染し、全身性に症状が現れた糖尿病ネコの症例です。 初診の様子 図1は本症例の初診時の右後肢の写真です。 食欲低下と後肢の踏ん張りがきかないとの主訴でした。 また、右後肢に腫脹と触診におけ…
尿検査を行うためには、検査の材料となる尿を採取しなければなりません。院内で血管に針を刺して血液を取るしかない血液検査とは違い、尿検査のための採尿法には様々な種類があります。 しかし、間違った採尿法や尿の保管方法では、正し…
今回は糖尿ネコにおいてステロイド治療(プレドニゾロンの投与)が必要になった場合のインスリン抵抗性の変化についてのお話です。 実際の臨床現場では、糖尿病ネコがリンパ腫や自己免疫疾患(腸炎や免疫介在性溶結性貧血)に罹患し、糖…
平成28年度の一般社団法人 ペットフード協会の調査で、イヌの平均寿命は14.19歳、ネコの平均寿命は15.33歳という結果が報告されています。年々平均寿命が延びていますね。 地域によってはペットの「長寿表彰」をしていると…
ヒトでも動物でも、糖尿病になってしまうと長い闘病生活が必要になります(一部、ネコでは寛解の可能性はありますが)。 ヒトの場合は自分自身のことですが、厳しく生活習慣を律することはときに難しく、また動物の場合は飼い主さまの負…
ここ最近のことですが、セカンドオピニオンで糖尿病を診させていただく機会が多く、その大半が既にケトアシドーシスになってしまっている症例が続いています。 それも、他の動物病院さんで加療中の子がほとんど。 ケトアシドーシスの再…