【日本獣医生命科学大学 左向先生】イヌ・ネコの若齢性糖尿病について
ヒトの若齢性糖尿病とは ヒトの1型糖尿病は若齢(4歳〜18歳)で発症し、糖尿病の10%ほどである。原因は自己免疫による選択的β細胞破壊であり、β細胞が90%以上破壊されると糖尿病の症状が現れる。 自己免疫とは、細胞性免疫…
ヒトの若齢性糖尿病とは ヒトの1型糖尿病は若齢(4歳〜18歳)で発症し、糖尿病の10%ほどである。原因は自己免疫による選択的β細胞破壊であり、β細胞が90%以上破壊されると糖尿病の症状が現れる。 自己免疫とは、細胞性免疫…
糖尿病になった場合、その治療として基本的にインスリンの投与が必要です。これはイヌもネコも共通していますが、インスリンコントロールの目標には若干の違いがあります。その違いについてきちんと理解して治療を行わないと、合併症を発…
ネコの糖尿病の背景には慢性膵炎が潜んでいることがよくあります。じわじわと慢性膵炎が進行し、膵島が破壊されて糖尿病を発症することもあります。また、糖尿病で具合が悪いのかと思っていたら、実は膵炎の症状だったというケースもあり…
ネコの糖尿病はほとんどの場合がいわゆるⅡ型糖尿病とされています。しかし、数は少ないですがそれ以外の原因から糖尿病を発症するケースもあるので注意が必要です。今回は、先端巨大症から糖尿病を併発したと思われるネコの症例を紹介し…
尿検査というと定性検査や顕微鏡検査が主体になりますが、その前に尿の色から得られる情報もあります。赤ければ血尿、黄色ければ黄疸。もちろんその可能性は高いでしょうが、もう少し細かく整理することで、より早く診断にたどり着くこと…
頻回の採血を行う場合や、血糖値のみを測定したい場合には、小型血糖測定器が有効です。ごく少量の血液で測定できるため、わざわざ保定して血管から採血する必要がありません。今回は、小型血糖測定器を使用する際の採血テクニックを紹介…