ネコの糖尿病(内分泌疾患)を診療する時のポイント
従来、飼い猫は自宅と外を行き来する飼育環境でしたが、現代の住宅事情などを背景に完全室内飼いのネコが大半を占めるようになりました。その影響で、自宅でいつでもご飯を食べることができる環境に加え、活動的に過ごす時間が短くなり、…
従来、飼い猫は自宅と外を行き来する飼育環境でしたが、現代の住宅事情などを背景に完全室内飼いのネコが大半を占めるようになりました。その影響で、自宅でいつでもご飯を食べることができる環境に加え、活動的に過ごす時間が短くなり、…
近年では、雌犬に対する避妊手術を推奨する獣医師の割合が約9割を超えています。それに対して、実際に愛犬への避妊手術が実施される割合は約5割という調査報告書も存在します。子宮蓄膿症や乳腺腫瘍、卵巣腫瘍は避妊手術をすることで予…
イヌの避妊手術に関しては飼い主さまによっていろいろな意見がありますが、獣医学的観点で考えると、避妊手術を行った方がさまざまな疾患を予防することができます。確率的には稀ですが、避妊手術をしていないことによる黄体期糖尿病など…
ネコの糖尿病は原因によって治療が異なるため、適切な基礎疾患や併発疾患を管理することが重要です。管理さえできれば長期予後は良く、糖尿病の治療がいらなくなることもあります。なかでも、症状から診断が難しい慢性膵炎が原因で糖尿病…
イヌの糖尿病は、多飲多尿や体重減少などの典型的な症状がみられることが多いため、検査によって比較的容易に診断がつきます。しかし、糖尿病と診断した時点で終わりということはなく、すぐに基礎疾患や併発疾患の有無を確認する必要があ…
ネコの糖尿病は基本的に高齢で発症するケースが多いようです。そのため、慢性腎臓病や甲状腺機能亢進症など高齢で発症する疾患を併発することも少なくありません。 併発疾患がある場合、インスリン抵抗性を示しうまく血糖値をコントロー…