【日本獣医生命科学大学 左向先生】血糖コントロールがうまくいかない場合の対処方法・原因の考え方(ネコ編)
今回はネコについてみていきます。 イヌ編はこちら ネコの糖尿病とは ネコの場合はインスリン非依存状態であるが、インスリン抵抗性が強いか、インスリン抵抗性があるだけでなくインスリン分泌量がやや足りない状態のこともある。糖尿…
今回はネコについてみていきます。 イヌ編はこちら ネコの糖尿病とは ネコの場合はインスリン非依存状態であるが、インスリン抵抗性が強いか、インスリン抵抗性があるだけでなくインスリン分泌量がやや足りない状態のこともある。糖尿…
イヌとネコとで状況が異なると思うので別々に考えてみましょう。 ネコ編はこちら イヌの糖尿病とは イヌ糖尿病の場合、ほとんどがインスリン依存性状態(IDDM:インスリン治療が必要)の糖尿病であり、インスリンの選択が重要にな…
昨年から、コロナ禍においてペットを飼い始める人が増えていると話題になっています。それに伴い飼育放棄に関する話も後を絶たず、安易に動物を飼い始めることのないよう、情報提供の必要性を感じています。本シリーズは【飼い主向けレク…
血液中のグルコースのコントロールは、膵臓のα細胞から分泌されるグルカゴンとβ細胞から分泌されるインスリンの活性のバランスによって行われています。哺乳類はα細胞が20%、β細胞が70%であり、インスリンが血糖調整ホルモンと…
この1年間、新型コロナウイルスで生活がずいぶんと変わってしまいました。飲み会もほぼありませんでした。研究も進んでこのウイルスについての理解も深まりました。しばらくはまだwith コロナでしょうが、獣医療でも新型コロナを過…
ヒトの若齢性糖尿病とは ヒトの1型糖尿病は若齢(4歳〜18歳)で発症し、糖尿病の10%ほどである。原因は自己免疫による選択的β細胞破壊であり、β細胞が90%以上破壊されると糖尿病の症状が現れる。 自己免疫とは、細胞性免疫…