インコをはじめとした鳥類の糖尿病の治療
血液中のグルコースのコントロールは、膵臓のα細胞から分泌されるグルカゴンとβ細胞から分泌されるインスリンの活性のバランスによって行われています。哺乳類はα細胞が20%、β細胞が70%であり、インスリンが血糖調整ホルモンと…
血液中のグルコースのコントロールは、膵臓のα細胞から分泌されるグルカゴンとβ細胞から分泌されるインスリンの活性のバランスによって行われています。哺乳類はα細胞が20%、β細胞が70%であり、インスリンが血糖調整ホルモンと…
この1年間、新型コロナウイルスで生活がずいぶんと変わってしまいました。飲み会もほぼありませんでした。研究も進んでこのウイルスについての理解も深まりました。しばらくはまだwith コロナでしょうが、獣医療でも新型コロナを過…
ヒトの若齢性糖尿病とは ヒトの1型糖尿病は若齢(4歳〜18歳)で発症し、糖尿病の10%ほどである。原因は自己免疫による選択的β細胞破壊であり、β細胞が90%以上破壊されると糖尿病の症状が現れる。 自己免疫とは、細胞性免疫…
糖尿病になった場合、その治療として基本的にインスリンの投与が必要です。これはイヌもネコも共通していますが、インスリンコントロールの目標には若干の違いがあります。その違いについてきちんと理解して治療を行わないと、合併症を発…
ネコの糖尿病の背景には慢性膵炎が潜んでいることがよくあります。じわじわと慢性膵炎が進行し、膵島が破壊されて糖尿病を発症することもあります。また、糖尿病で具合が悪いのかと思っていたら、実は膵炎の症状だったというケースもあり…
ネコの糖尿病はほとんどの場合がいわゆるⅡ型糖尿病とされています。しかし、数は少ないですがそれ以外の原因から糖尿病を発症するケースもあるので注意が必要です。今回は、先端巨大症から糖尿病を併発したと思われるネコの症例を紹介し…