【松波 登記臣先生】症例報告:血糖コントロールに苦慮した大型犬の糖尿病の場合~1回目~
久しぶりの投稿になります。 前回は“血糖値”について基礎的なお話をしましたが、今後は“症例報告”を紹介させていただければと思います。症例報告では、臨床現場で活かせる内容になるようわかりやすくご紹介していければと思います。…
久しぶりの投稿になります。 前回は“血糖値”について基礎的なお話をしましたが、今後は“症例報告”を紹介させていただければと思います。症例報告では、臨床現場で活かせる内容になるようわかりやすくご紹介していければと思います。…
2016年、プロジンクが日本で初めて動物用インスリン(ネコ用)として認可されました。プロジンク以外にも4種類のヒト用インスリンを、イヌやネコの糖尿病のコントロールに使用することができます。 そこで今回は、各インスリン製剤…
糖尿病の治療の目的は、血糖値を正常に近づけ、様々な合併症を防ぐことです。 しかし、そこにばかりこだわり過ぎると、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。 今回は、低血糖発作が転院につながってしまった例についてご紹介…
糖尿病治療の3本柱は食事療法、運動療法、薬物治療です。ヒトの糖尿病は2型糖尿病が多く、肥満などのインスリン抵抗性を改善するために食事療法や運動療法が積極的に取り入れられています。 ヒトの「糖尿病治療ガイド」によると、運動…
前回に引き続き、糖尿病ネコに他の疾患が見つかった場合の食事療法とインスリン投与量についてご紹介します。症例は、糖尿病に加えて腎疾患を併発したネコについてです。 その1はこちら Case:腎疾患併発 糖尿病ネコ ・Mixネ…
ネコの糖尿病はインスリン分泌の低下とインスリン抵抗性の発現によって生じ、遺伝的素因をもとに、高齢、肥満、感染症、ストレスなど様々な要因が関与しています。 ネコの糖尿病では食事療法とインスリン治療が基本とされ、食事療法では…