【日本獣医生命科学大学】糖尿病動物では感染症に注意!!
今回紹介する症例は、足の傷口から感染し、全身性に症状が現れた糖尿病ネコの症例です。 初診の様子 図1は本症例の初診時の右後肢の写真です。 食欲低下と後肢の踏ん張りがきかないとの主訴でした。 また、右後肢に腫脹と触診におけ…
今回紹介する症例は、足の傷口から感染し、全身性に症状が現れた糖尿病ネコの症例です。 初診の様子 図1は本症例の初診時の右後肢の写真です。 食欲低下と後肢の踏ん張りがきかないとの主訴でした。 また、右後肢に腫脹と触診におけ…
今回は糖尿ネコにおいてステロイド治療(プレドニゾロンの投与)が必要になった場合のインスリン抵抗性の変化についてのお話です。 実際の臨床現場では、糖尿病ネコがリンパ腫や自己免疫疾患(腸炎や免疫介在性溶結性貧血)に罹患し、糖…
家庭での血糖値測定について 糖尿病動物の診療をしていると、飼い主さまから「家で高血糖や低血糖になっているか気になる」、「家で血糖値測定はできないでしょうか?」と相談されることがあります。その場合は飼い主さまにポータブル血…
黄色い“シロ”さん 気が強いネコのシロさんは、以前、家庭でご家族と仲良くできなかったそうです。 勝手に住み着いたので年齢不詳ですが、推定12−3歳くらいです。 病気になって何かを悟ったのかわかりませんが、性格が丸くなって…
糖尿病はインスリン分泌の低下(もしくは欠如)とインスリン抵抗性の発現によって生じ、肥満、感染症、ストレスなど様々な要因が関与しています。 糖尿病患者さんはしばしば尿路感染症や結膜炎、皮膚病、歯周病などの感染症にかかりやす…
術後に体重増加・・・ 前回からインスリノーマのティアラさんを紹介しています。 愛されキャバリアのティアラさんはインスリノーマの2回目の手術を受けました。このブログを書いている時点で診断から2年10ヶ月くらい経過しています…