イヌ・ネコの見逃しやすい高カルシウム血症のリスク
血液検査でカルシウム値が基準よりやや高めに出た際も、そのほかの症状がない場合には、経過観察でよいと判断されがちです。しかし、軽度高カルシウム血症は、重篤な疾患の早期兆候の場合もあるため、慎重な評価が必要です。そこでこの記…
血液検査でカルシウム値が基準よりやや高めに出た際も、そのほかの症状がない場合には、経過観察でよいと判断されがちです。しかし、軽度高カルシウム血症は、重篤な疾患の早期兆候の場合もあるため、慎重な評価が必要です。そこでこの記…
ネコの慢性腎臓病の進行に伴って起こる腎性貧血は、生活の質を下げ、生存期間の短縮と関連しています。現在、腎性貧血の治療には赤血球造血刺激因子(ESA)療法を行うことが一般的です。しかし、副作用や低反応性のため使用できない症…
イヌにおいて、副腎皮質機能低下症(アジソン病)は稀であるものの、重篤な症状を引き起こす内分泌疾患です。初期には、元気消失や食欲不振・嘔吐・下痢などの非特異的な症状を呈するため、他疾患との鑑別が困難で、診断が遅れがちです。…
2024年9月、ネコの新しい糖尿病薬としてSGLT2阻害剤ベラグリフロジン(商品名:センベルゴ)が発売されました。1日1回の経口投与薬で使いやすく、低血糖のリスクも低いため、使用を検討している先生も多いのではないでしょう…
myRNA DOGs(マイルナドッグズ)は、血液中のマイクロRNAを用いたイヌのがんスクリーニング検査サービスです。 特設ページをご用意しておりますので、詳細はこちらをご覧ください。 ※獣医師さまをはじめとする、獣医療関…
ネコにおける膵炎は、その多くが慢性膵炎で急性膵炎は少ないとされています。さらに、術後急性膵炎を起こすことは非常に稀です。しかし、開腹手術ではない術式で急性膵炎が発症したという報告があったため、論文をご紹介します。 症例 …